※本記事は、味の素グループの公式資料で確認できる藤江太郎氏の過去の職歴、商品投入、経営方針を九星気学の年盤・月盤と照合する事後考察です。人物・企業・商品の評価、経営助言、投資助言、将来予測を目的とするものではありません。
海外の食卓から全社計画まで、前提を組み替えた3つの転機
家庭料理を調べて商品を作る。現地の認可を得て、新たな市場へ入る。全社計画の見直し方を変える。藤江太郎氏の3つの転機では、何を始めたかとともに、動く前に何を確かめたかが気になります。中国・フィリピン・ブラジルで食品事業を担い、2022年から2025年2月まで味の素のCEOを務めた藤江氏は、何を確かめてから動いたのでしょうか。
2014年のフィリピン向け調味料、2016年のブラジル向けスポーツサプリメント、2023年の2030ロードマップを取り上げます。三つの判断をまず公式資料からたどり、三碧木星、月命星の六白金星、坤宮傾斜、各時点の年盤・月盤を参照して考察します。
生年月日から見る、変わらない基本配置
基本プロフィール
後天定位盤上の位置
本命星の三碧木星には、停滞した状況へ最初の動きをつくり、試しながら前へ進める性質が表れます。月命星の六白金星は、高い基準を置き、全体を見て責任を持つ内側の働きです。金が木を制する五行関係まで重ねると、早く動きたい力に、品質、規制、全体最適の基準が歯止めをかける組み合わせです。傾斜宮位の坤宮と、生まれ年の干支である辛丑を補助的に参照すると、現地の生活と実務を観察し、地道に使える仕組みへ整えてから広げる人物像とも言えるでしょう。
三碧木星の速さは、前提確認が浅いまま進むと、現場や関係者とのずれにつながります。六白金星の高い基準も、正しさを急げば現地事情を押し込めかねません。長所だけで人物を決めつけず、誰の生活課題を見たのか、どの規制や制約を確認したのか、計画をどの頻度で見直すのかを実際の事業運営と分けて見る必要があります。
ここからは、本命星の三碧木星が3つの転機でどの位置に動いたかを、年盤・月盤と実際の出来事で確かめます。
転機1|2014年8月27日 家庭の味つけを調べ、現地向けの商品を組み立てる
2014年8月27日、味の素はフィリピンで風味調味料『PORKSAVOR』を同年6月から販売していると発表しました。当時、藤江太郎氏はフィリピン味の素社の社長です。同社の調査では、家庭料理で豚だしが好まれる一方、香辛料と基礎調味料をまとめた簡便な商品の需要が確認されました。現地の食文化と調理負担を調べ、豚エキス、香辛料、基礎調味料を一つにした商品へ組み立てた転機です。
2014年8月27日 フィリピン向け調味料の公式発表:年盤は巽宮、月盤は乾宮。本命星の年盤回座宮に暗剣殺が重なります。干支は午年。
九星気学 凶殺チェック(2014年8月)
- 年盤暗剣殺(三碧木星が巽宮=暗剣殺方位)——外部からの不意打ち・他者の行動に巻き込まれる可能性を含む配置。
家庭料理の好みと調理の負担を調べ、一つの商品にまとめる。フィリピンでの取り組みの出発点は、現地の暮らしでした。人、情報、商品が行き交う通り道を整える巽宮(福運宮)の象意を参照すると、生活者との接点から商品と流通の形を考えた点に目が向きます。2014年の年盤では、本命三碧木星がこの巽宮に回座しています。
ただし、その巽宮には暗剣殺が直接重なります。予測しにくい外部事情や、他者との関係調整の負荷を含む配置です。成果が出たことを理由に、この注意を読み飛ばすことはできません。月盤では三碧木星が乾宮(強運宮)にあり、現地法人全体を担う責任も考察の対象になります。家庭の味、調理時間、価格、販売方法。自分だけでは決められない条件を確かめるという実務の論点と、盤の注意材料を分けて捉えたい局面です。
転機2|2016年9月1日 現地の認可を取り、ブラジルで新しい領域へ入る
2016年9月1日、ブラジル味の素社は『アミノバイタル GOLD』の販売を自社通販サイトで始めました。当時の社長は藤江太郎氏です。味の素グループがブラジルでアミノ酸スポーツサプリメントを販売するのは初めてでした。同国ではアミノ酸サプリメントに厳しい規制があり、同社は『Novel Food』として同年5月に認可を取得しています。既存の調味料事業にとどまらず、現地の制度を満たして新しい領域へ入った転機です。
2016年9月1日 ブラジルでスポーツサプリメント販売開始:年盤は乾宮、白露前の月盤は8月節で震宮。本命星へ直接重なる凶殺はありません。干支は申年。
2016年の年盤では、三碧木星が乾宮(強運宮)に回座しています。大きな目標や組織全体への責任、最終判断に関わる宮です。ブラジル味の素社の社長として、新たな商品領域への参入を担った藤江氏の立場を考える際に参照できます。
一方、販売開始の9月1日は白露前です。月盤は8月節で、三碧木星は新しい動きの始まりを象意する震宮(開運宮)に入ります。本命星へ直接重なる凶殺はありません。ここで見たいのは、始める速さより、販売までの手順です。同社は規制に合わせて安全性情報を整え、先に認可を取得していました。三碧木星の始動と、六白金星の高い基準を参照するなら、新領域へ進むことと現地の基準を満たすことを、どちらも外さなかった判断として考察できます。
転機3|2023年2月28日 精緻な中期計画をやめ、2030年から逆算する
藤江太郎氏が味の素のCEOを務めていた2023年2月28日、取締役会は『中期ASV経営2030ロードマップ』を決議しました。資料は、精緻な数値を作り込みすぎる従来型の中期計画をやめ、2030年のありたい姿から逆算して挑戦的な指標を置く方針を示しています。進捗は毎月のローリングフォーキャストで確認し、機敏に修正する設計です。海外事業で行ってきた前提の見直しを、全社の計画方法へ広げた転機です。
2023年2月28日 2030ロードマップ決議:年盤は巽宮、月盤は離宮。本命星の年盤回座宮に暗剣殺が重なります。干支は卯年。
九星気学 凶殺チェック(2023年2月)
- 年盤暗剣殺(三碧木星が巽宮=暗剣殺方位)——外部からの不意打ち・他者の行動に巻き込まれる可能性を含む配置。
2030年のありたい姿を示しながら、毎月の予測で行動を修正する。ロードマップでは、長期の方向と日々の見直しが両立するよう、計画の作り方が変わりました。2023年の年盤で三碧木星が回座する巽宮(福運宮)は、方針を組織の内外へ通し、多くの人が動ける経路を整える象意を持ちます。社会価値と経済価値を全社の指標へ落とした取り組みを、関係者へ方向を共有するという角度から考えることができます。
この巽宮にも、2014年と同じく暗剣殺が直接重なります。気学上は外部事情や関係調整の負荷に注意する配置です。一方、毎月見直す計画の設計は公式資料に示された経営方針であり、暗剣殺がその理由だったと結びつけることはできません。月盤の三碧木星は離宮(頂上宮)にあり、方針や評価基準が外から見える象意も加わります。固定した3年予想を守るより、予測と行動を毎月見直す。その変更を仕組みにした点が、今回の事実から読み取れる経営上の論点です。
現地を調べる、基準を満たす、計画を直す——前提は固定しなかった
3つの転機に共通するのは、藤江氏が速く答えを出したことより、動く前提を現場から組み替えたことです。フィリピンでは家庭の味と調理負担、ブラジルでは現地の規制、全社経営では計画を更新する方法が、その対象になりました。三碧木星の始動力を参照する際も、速さだけでなく、動き始める前に何を確かめたかに注目したいところです。これは今回取り上げた三つの出来事からの解釈であり、藤江氏の判断すべてに当てはまるとまでは言えません。
| 年月 | 出来事 | 年の流れ | 月の流れ | 注意要因 | 本記事での解釈 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2014年8月27日 | フィリピン向け風味調味料『PORKSAVOR』の投入を公式発表 | 巽宮 福運宮 |
乾宮 強運宮 |
年盤暗剣殺 | 現地法人の責任を引き受けながら、生活者と販売現場の条件から商品を組み直した局面 |
| 2016年9月1日 | ブラジルで『アミノバイタル GOLD』の販売を開始 | 乾宮 強運宮 |
震宮 開運宮 |
なし | 新しい市場へ急ぐだけでなく、現地の制度と安全基準を満たしてから動かした局面 |
| 2023年2月28日 | 中期ASV経営2030ロードマップを取締役会で決議 | 巽宮 福運宮 |
離宮 頂上宮 |
年盤暗剣殺 | 変化を正確に予言するのではなく、毎月の見直しで全社計画を動かし続ける仕組みへ変えた局面 |
新しい事業では、最初に『何を現地で確かめ直すか』を決める
年盤・月盤では、巽宮の人や情報の通り道、乾宮の全体責任、震宮の始動、離宮の方針や評価基準という象意を参照しました。2014年と2023年は、ともに本命三碧木星が年盤の巽宮に回座し、暗剣殺が重なります。ただし、家庭向けの商品開発と全社計画の刷新では、確かめる対象も判断の規模も異なります。同じ配置だけで二つの判断を説明せず、それぞれの現実の条件へ戻る必要があります。
仕事へ持ち帰るなら、新しい地域、顧客、事業へ入るときに「何を現地で確かめ直すか」を先に決めておくことです。今回の事例なら、顧客の使い方、制度上の基準、計画を見直す頻度でした。計画変更を失敗の後処理とだけ捉えず、前提が変われば見直せるようにしておく。その準備を考える材料になります。
よくある質問
Q. 藤江太郎氏は九星気学では何の星ですか?
味の素の公式経歴書にある1961年10月25日生まれとして計算すると、本命星は三碧木星、月命星は六白金星、傾斜宮位は坤宮です。
Q. 三碧木星はどのような象意の星ですか?
三碧木星は、始動、発信、成長、速さなどを象意するとされます。本記事では性格を断定せず、新しい商品や計画方法を動かし始めた事実の補助線として使っています。
Q. 月命星の六白金星と坤宮傾斜はどう読みますか?
六白金星は高い基準と全体責任を持つ内側の進め方、坤宮は生活者と現場の実情から地道に使える形を積み上げる考え方として読みます。始動力を、品質、規制、実務の確認で支える補助的な組み合わせとして扱います。
Q. 2014年と2023年の暗剣殺はどのように加味していますか?
両年とも、本命三碧木星の年盤回座宮である巽宮へ暗剣殺が直接重なります。別の宮にある注意要因より本人の中心テーマとの関係が強い配置として、外部事情、関係調整、計画変更の負荷を軽く読まないよう本文へ反映しています。成果を否定する印としては扱っていません。
Q. 2016年9月1日の月盤を8月節で見るのはなぜですか?
九星気学の月盤は暦月ではなく節入りで切り替えます。2016年9月1日は白露前なので、8月節の月盤を使います。日付の月だけで9月節を当てはめていません。
Q. 藤江太郎氏は現在も味の素のCEOですか?
いいえ。味の素の公式発表では、2025年2月3日に中村茂雄氏が代表執行役社長CEOへ就任し、藤江氏は執行役会長へ移りました。本記事は藤江氏がCEOを務めた2022年から2025年2月までを含む過去の転機を扱います。
Q. この記事は味の素の商品や経営計画を評価していますか?
いいえ。公式資料で確認できる過去の商品投入と経営方針を、九星気学の年盤・月盤と照合した事後考察です。商品の効能、経営成果、企業価値、投資判断、将来の業績を評価するものではありません。
※本記事は九星気学の観点から経営の節目を考察するものであり、投資判断等の根拠となるものではありません。
